最初の人間の神への不従順、反逆の結果、すなわち罪の結果、まず霊の死(神からの断絶)が、次に肉の死(肉の体の存続の限界)がもたらされることになった。それ以降、地上のすべての被造物にも肉の死が訪れ、子孫に引き継がれることになった。
使徒パウロは、神からの断絶を意味する霊の死からの解放がキリストを受け入れる以外にないことをエペソ人への手紙2章で描いている。キリストを受け入れない生まれたままの自然の人間は、原罪により霊肉、両方の死を背負っている「自分の罪過と罪との中に死んでいた者」(エペソ人2:1)であり、ただ滅びに向かっているが、キリストを受け入れることにより、霊肉両方の死から解放され、永遠に生きる者に変えられるのである。全人類の救いのため、『死に対する勝利』をイエス・キリストは十字架上での死、埋葬、甦りを通して成し遂げてくださったのである。
地上に生きている間にキリストを受け入れず死んだ者たちは、キリストの千年支配の「神の国」が終わった後、「死者の復活」のとき全員裁かれるために甦らされるが、このとき究極的に「火の池」(地獄)に投げ込まれる判決を受けた者たちの死を「第二の死」と呼ぶ。